5歳未満の子供のための運動のガイドライン

5歳未満の子供が健康を保つためには、どのくらいの運動量が必要ですか?
乳幼児、幼児、幼稚園生の健全な成長と発達には、毎日の身体活動が重要です。
この年齢層では、軽い運動やより体力を使う運動など、あらゆる運動が奨励されています。
乳幼児
乳幼児は、毎日、一日中活動的であることが理想的です。赤ちゃんがハイハイを始めるまでは、手を伸ばしたり、物をつかんだり、押したり引いたり、頭や体、脚を動かしたりできるように、日常的に工夫してみてください。 赤ちゃんが自分で動き回ることができるようになったら、安全で、監視の行き届いた環境で、できるだけ活発に遊ばせるようにしてください。
幼児
歩けるようになったら、一日最低3時間くらいは活動的でなくてはなりません。活動の場所は、家の中でも外でもかまいません。この3時間には、立ち上がる、動き回る、遊ぶ、などの軽い活動から、スキップ、ホップ、走る、ジャンプするなどのもっと激しい運動が含まれます。ジャングルジムに登る、自転車に乗る、水の中で遊ぶ、鬼ごっこ、ボール遊びなどの活発な運動は、この時期の子供にとってとても良い運動になります。
5歳未満の全ての子供
5歳未満の子供は、寝る時間以外で、活動的でない時間がないことが理想です。テレビを見たり、車やバス・電車に乗ったり、ベビーカーに乗っている時間が長いと、子供の健康と発育に良くありません。このようなことが続くと、不健康になってしまうリスクがあるという研究結果もあります。
体重超過の5歳未満のすべての子供は、活動のガイドラインに従えば健康状態を改善することができます。 健康な体重にし、それを維持するためには、通常よりも活動量を増やし、食事の変更を行う必要があります。
子供にとっての軽い運動にはどのようなものがありますか?
子供にとっての軽い運動には、以下のようなものがあります。
・立ったままでいる
・動き回る
・歩く
・エネルギーをあまり消費しない遊び
子供にとっての激しい運動にはどのようなものがありますか?
一人で歩ける子供にとっての激しい運動には、以下のようなものがあります。
・活動的な遊び(かくれんぼや氷鬼など)
・走り回る
・トランポリン
・自転車に乗る
・ダンス
・水泳
・縄跳び
・体操
このような運動をすると、子供たちは息を切らします。ダンスや体操は、決まった動きをさせる練習になります。活発な遊びであれば、どのようなものでも、子供にとってはたいてい激しい運動になります。