膝用ギプスについて知っておきたいこと

膝用ギプスとは?
膝用ギプスは、膝が痛んだり、負傷した膝に着用するサポーターです。運動中の膝の怪我を防ぐために使用する人もいます。 ギプスの材料は、金属、スポンジ、プラスチック、弾性材料、包帯です。 サイズや色、デザインも様々です。
どのようなタイプの膝用ギプスがありますか?
膝用ギプスには、大きく分けて4種類あります。
・予防的ギプス
サッカーのように、プレーヤー同士が接触する恐れのあるスポーツの際の怪我から膝を保護するように設計されている。
・機能的ギプス
すでに怪我をしている膝を保護する。
・リハビリ用ギプス
怪我や手術後など、膝が治りかけている間、膝の動きを制限する。
・アンローダーギプス(オフローダーギプス)
関節炎を患っている人向けに設計されている。
膝用ギプスは効果がありますか?
おそらく大丈夫です。 膝用ギプスのメーカーは、効果があると主張しています。しかし、科学的研究ではその効果はまだはっきりしていません。 使用時よりも実験室のほうがうまく機能することも事実です。
一般に、機能的ギプス、リハビリ用ギプス、アンローダーギプスが最も効果的です。 ギプスの効果は、人によって異なります。 膝用ギプスがかえってアスリートの負傷を増やすかもしれないと恐れている人もいます。 一般的に、膝用ギプスを使用している人のほとんどは、効果があると感じています。 医師は、膝用ギプスがどれほどうまく機能しているか、いつ使用するのが最善か、今後も研究していきたいと考えています。 ギプスの必要性は、医師によって決定されるべきであることを忘れないでください。
膝用ギプスはどのような場面で使われますか?
膝の問題に応じて、必要になるギプスは異なります。ある医師は、膝の手術後に膝用ギプスを提案するかもしれません。ほかの医師は、膝裂傷の手術をする代わりに、膝を保護するために別の種類のギプスを選択する場合があります。 また、膝の前側にある痛みに対して、筋肉強化運動や柔軟運動が効果的でない場合に、膝用ギプスが必要な場合があります。 ギプスは、膝の怪我を防ぐ点ではうまく機能していないようです。 膝用ギプスをしたい場合は、医師のアドバイスを受けてください。
どのようにして膝用ギプスを入手できますか?
膝用ギプスを手に入れるには多くの方法があります。 薬局や医療用品店には、たいていシンプルな膝用スリーブやサポートを置かれています。 メーカーやインターネットで直接膝用ギプスを注文している人もいます。また、医師は、膝用ギプスのメーカーについて多くの情報を持っていますから、相談してみても良いでしょう。 あなたにあったものを見つける手助けをしてくれるはずです。
膝用ギプスによっては、何万円もするものがありますが、保険がきく場合もあります。 しかし、高価なギプスが常に最高のものとは限らないことを覚えておいてください。
膝用ギプスはどのように使用するのですか?
運動中は、医師の指示に従って膝用ギプスを使用してください。 膝が曲がる箇所を確認し、ギプスを巻くときは注意してください。包帯、テープ、マジックテープで脚の周りを固定してください。歩いているときに、ギプスがずれていないかどうか常に確認してください。ギプスがずれていると、余計に傷つけてしまうことがあります。
効果を得るためには、膝を負傷する危険にさらされるすべての活動において着用する必要があります。また、運動を始める前に、適度な準備運動も忘れないでください。
膝用ギプスの手入れはどのように行いますか?
膝用ギプスは、使用中に損傷を受けることがよくあります。 摩耗や裂傷がないか、よく点検してください。石けんと水で定期的に清掃することは、ギプスの素材に適しています。 露出した金属は、他人を傷つけないように覆われなければなりません。 最大限の効果を得るには、すり減ったギプスを交換する必要があります。より耐久性のある材料は高価かもしれませんが、その方が長持ちするかもしれません。
膝用ギプスをしていたら、脚のトレーニングは続けなければなりませんか?
膝用ギプスは、膝の怪我を予防したり、怪我の治癒には最も重要です。 膝用ギプスを装着していても、膝を傷つける可能性があります。 ストレッチ、筋肉トレーニング、テクニックの改善はやはり重要です。
膝のストレスを軽減するために、トレーニングの度合いやスケジュールを少しずつ変更する必要があります。 膝の痛みや怪我を予防するには、強さと柔軟性が重要です。 あなたに最適なプログラムを得るためには、医師と運動計画を立てるべきです。 膝用ギプスを「松葉杖」代わりにしないでください。