処方される減量薬についての基礎知識

治療薬

処方される減量薬は本当に効くのですか?

減量用の食事メニューと定期的な運動を組み合わせれば、減量薬は肥満の人に効果的です。薬の効果で空腹を感じなかったり、少量の食べ物で満腹になったりすることがあります。

処方される減量薬にはどんなものがありますか?

ジエチルプロピオン、ベンズフェタミン、フェンジメトラジン、フェンテルミン、マジンドール、オルリスタットなどがあります。 オルリスタットは脂肪の吸収を防ぎ、ほかの減量薬は食欲を減らす効果があると考えられています。
エフェドラ、エフェドリン、カフェインを含む減量サプリメントの中には、処方箋なしで入手できるものもありますが、安全性は不明で、心臓発作や死を引き起こす可能性があると考えられてます。これらの服用を検討している場合やすでに服用している場合は、医師に相談することが大切です。

処方される減量薬は軽度の肥満でも使用できますか?

いいえ、処方される減量薬は重度の肥満の人にのみ適用されます。薬のほとんどは、理想的な体重よりも20%以上多い人や、BMIが高い人のために設計されています。あなたに有効かどうかは医師が判断します。

処方される減量薬の副作用はありますか?

はい、一般的な副作用には次のものがあります。
・緊張感
・神経過敏
・頭痛
・口渇
・吐き気
・便秘
・腹痛
・下痢
・睡眠障害(不眠症など)
オルリスタットは放屁や下痢、油性便を引き起こす可能性があるため、低用量の市販のオルリスタットを服用するのも一つの手段です。
服用後、以下の肝臓傷害の症状に気づいた場合、すぐに医師に連絡してください。
・肌のかゆみ
・目や皮膚が黄色くなる
・茶色や暗色の尿
・薄い色の便
・食欲減少
・腹痛
ほかの減量薬も、高血圧などの深刻な副作用をもたらすことがあります。詳しくは医師に相談してください。

服用をやめた後、体重の増加を防ぐにはどうすればいいですか?

簡単な治療法はありません。 処方される減量薬は使い始めた頃は効果的かもしれませんが、一度服用をやめるとリバウンドする可能性があります。
減量するには健康的な食事をし、定期的に運動しなければなりません。 そして薬をやめた後も、この習慣を続ける必要があります。減量後も体重をキープするには、生涯努力が必要なことを忘れないでください。

減量のために、処方される減量薬を服用する必要がありますか?

いいえ、ほかの方法でも減量はできます。
健康的な食生活を確立することは重要ですが、一日でできることではありません。
ながら食べをやめたり、集中してゆっくり食べたりなど、自制できることから始めましょう。
次に、食事内容を変えていきます。低カロリーの献立作りを、医師にサポートしてもらいましょう。
また、運動も重要です。最低1回30分、週に4〜6回運動することが望ましいです。定期的な運動を重ねると座った状態でも速くカロリーが燃焼し、脂肪を燃やして筋肉を作るのにも役立ちます。有酸素運動(水泳、活発な歩行、ジョギング、自転車競技など)は、心拍数を上昇させカロリーを燃焼させるのに有効です。筋肉は脂肪よりも速くカロリーを燃焼するので、無酸素運動で筋肉量を増やすのもお勧めです。
運動を開始する前に、必ず医師に確認してください。目標達成に役立つ運動法をアドバイスしてもらえるでしょう。

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