ネットいじめについて知っておきたいこと

その他

ネットいじめについて

ネットいじめとは、テクノロジーを駆使したいじめです。テキストメッセージやSNSの投稿、ゲームサイトなどで行われます。
ネットいじめは一日のどの時間帯でも起こり得るので、対処が困難です。
さらに悪いことに、いじめに使われるメッセージや画像は共有され得り、従来のいじめとは異なって、より多くの人により長い間閲覧されることになります。また、こうした拡散は瞬く間に制御のできないものとなってしまいます。

ネットいじめとは

以下はネットいじめの例です。
・脅迫的・罵倒的なメッセージをメールやテキストメッセージ媒体で送りつける
・動画共有サイトにおいて、当事者が恥ずかしい、或いは屈辱的だと感じるような動画を投稿する
・SNSにおいてプロフィールをでっちあげ、他人をもてあそぶ
・「ハッピー・スラッピング」
肉体的な暴力を携帯などで撮影し、共有する
・当事者の許可無しに、プライベートな情報や画像を投稿・共有する(露骨に性的な内容を含むものは「セクスティング」と呼ばれる)
・他人のコンピュータを損ない得るウイルスを発信する
・ゲームサイト等で他人のことを悪く言う

ネットいじめの自覚

いじめをはじめた張本人ではないとしても、誰かに対する中傷的・脅迫的なメッセージを笑う、或いは共有した瞬間、その人もいじめに加担したことになります。
ネットいじめに巻き込まれないよう心がけましょう。インスタント・メッセージ、チャット・ルーム、e-メール等における自分の発言の影響を考慮しましょう。その発言は誰かを傷つけるために使われるかもしれませんし、或いは自分自身に向けられる可能性もあるのです。
ネットいじめは犯罪となる場合もあるのです。例えば、いじめがハラスメントや脅迫行為の一環としてとらえられる場合などです。

ネットいじめを受けたら

できること

・信頼の置ける人に伝えましょう。これは教師、親、友人、或いはケアをする人であるかもしれません。学校にはいじめを防ぐ責任がありますし、いじめが学校の外で行われているとしても学校は行動を起こせるのです。また、ヘルプラインやチャイルドラインに問い合わせるのも良いでしょう。
・いじめのメッセージや電話を携帯で受けたら、携帯会社にいじめを報告しましょう。繰り返しそのようないじめを受ける場合は、電話番号の変更を行う必要もあります。
・e-メールやインスタント・メッセージをブロックする。やり方がわからないときは親や教師に聞きましょう。
・肉体的・性的な暴力等の激しいいじめは警察に通報しましょう。

やってはいけないこと

・不快なメールやメッセージを削除してはいけません。証拠は残しておきましょう。いじめが匿名で行われている場合、これらが犯人の特定に使われます。偽りの名前やアドレスを使用している相手でも特定が可能なのです。
・応じてはなりません。いじめっこはそれを求めているのであり、むやみな応答は事態を悪化させます。

ネットいじめから身を守る

ネットいじめを回避する最善の策は、インターネットや携帯を慎重に扱うことです。
・電話番号や住所といった個人的な情報は発信しない
・オンラインでの自分や友人の写真・動画の投稿は熟慮の上に実行する
・電話番号は近しい友人以外には渡さない
・パスワードを保護し、友達には決して自分のアカウントを使わせない
・SNSではプライバシーの設定を行う
・不快なメールは共有しない
・インスタント・メッセージのブロックの仕方やメール・フィルターの使い方を知っておく
・SNSサイトやインターネットサービスプロバイダー、ウェブサイト管理者などへのいじめ報告の方法を知っておく

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