低視力についての基礎知識〜低視力補助器具〜

症状

低視力について

イギリスには低視力の人が200万人近くいるといわれていますが、正しく付き合えば問題なく生活を送ることができます。

RNIB(英国王立盲人協会)の検眼医兼シニアアドバイザーのソナル・ラグニー氏は、低視力とは何か、また、正しく付き合う方法について説明しています。

低視力とは?

低視力とは、眼鏡やコンタクトレンズで矯正できないくらい視力が低いことをいいます。

低視力は、加齢だけが原因ではありません。白内障、加齢性黄斑変性症、糖尿病性網膜症によって視力が悪化することもあります。

最大限に活用する必要があります。眼鏡をかければ改善できるだろうとおもって病院を訪れる低視力患者もいますが、全ての場合において可能で光も分からないくらいに完全に失明してしまっている人は非常に少なく、少しでも視力がある場合はそれをあるわけではありません。低視力は、眼鏡やコンタクトレンズ以外の治療によって患者の視力を最大限に生かします。

いつ眼鏡技師を訪ねたらいいですか?

視力が低下したら、眼鏡技師にチェックしてもらいましょう。また、以下のようなことも低視力の兆候です。

・色がはっきり見えない
・段差の高さがよく判断できない
・まっすぐな線がぐにゃぐにゃに見える
・文字を読むのが困難
・運転していて道路標識がよく見えない

このような症状が現れるまで待つ必要はありません。このような症状は、加齢によるものだけではなく、何かがおかしいということを知らせてくれているのです。

2年に一度、眼鏡技師による検査を全ての人が受けることを推奨します。

低視力補助器具とは?

低視力補助器具には、たとえば以下のようなものがあります。

・視力を助けるためのものには、ライト付のルーペ、手のひらサイズのルーペなどがあります。遠くのものを拡大するためのものには、単眼鏡や双眼鏡があります。
・生活面を補助するものには、やけどを防ぐため、熱湯が出たら警報音が鳴るランプなどがあります。

眼鏡技師は、最適なルーペを提案できるようにいろいろなことを試します。たとえば、裁縫をしたり、新聞の見出しを読むことができるかどうか、さまざまなルーペを試します。

関連記事一覧