子どもの頭痛について知っておきたいこと

症状

子どもの頭痛について

アン・マクレガー教授は、子どもの頭痛に気づく方法や治療法について、両親のためのヒントを提供しています。

ほとんどの子どもやティーンエイジャーは、少なくとも年1度は頭痛に見舞われます。子どもの頭痛は大人の場合と異なることがよくあるので、親や医療関係者はそれに気づかないことがあります。

マクグレガー教授によると、片頭痛を含む頭痛は、子どもの場合、大人よりはるかに短い傾向があるそうです。子どもの場合、急に頭痛が始まり、青白く元気がなくなり、吐き気や嘔吐をすることもあります。

また、子どもは急速に回復することが多いです。「頭痛はおおよそ30分ぐらいで終わり、その後は気分がよくなって、何事もなかったかのように外で遊びます」とマクレガー教授は言います。また、教授によれば子どもの頭痛は胃にも影響することがあり、頭痛はよくある症状だといいます。

ランチを抜くと子どもの頭痛が起きる

「私の経験では、子どもはめったに頭痛になることはありません」とマクレガー教授は言います。「たとえば昼食を抜いたり、1日中ほとんど飲み物を飲まなかったりなどといった理由で頭痛になる子どもが多いのです。

子どもが頭痛にならないようにするために親ができることは、定期的な食事と飲み物を用意し、十分な睡眠を取るようにすることです。子どもたちに質のよい朝食を与えれば、昼食を食べ損ねたとしても1日元気に過ごせます。子どもを毎晩同じ時間に寝かしつけることもお勧めです」とマクレガーさんは言います。

スポーツは子どもの頭痛の原因になる

スポーツは子どもの頭痛を引き起こすことがあります。これはおそらく、脱水と血糖への影響が原因です。 「スポーツの前と途中でたくさんの水を飲み、グルコース錠を摂るようにしましょう(薬局やスーパーマーケットから入手できます)。そうすれば、食事やおやつを食べたのと同じ効果を得られます」と教授は言います。

頭痛と子どもの感情面での問題

時には、頭痛は感情的な問題の結果生じてしまうことがあります。 「学校でのいじめや親の離婚といったストレスで頭痛になることがあります。親はよく、こどもは離婚の事実を受け止めているし、新たに親になる人がやってきても、自分の子どもは大丈夫だろうと思っています。でも時折、こどもは元気ではないし、幸福ではないという思いが頭痛として表れることがあるのです」と教授は言います。

頭痛の日記をつける

子どもの頭痛について日記をつけるのはお勧めです。子どもが大きいなら、子ども自身に書いてもらうとよいでしょう。こうすると、特定の頭痛のきっかけになるものを解決することができます。

頭痛が起きた時期を記録しましょう。また、普段と違う出来事や、関係しそうなことがあればそれも記入します。これは、食事を食べ損ねたりスポーツをしたこと、あるいは夜更かししたことや、精神的に落ち着かない出来事、たとえばストレスになる試験や友だちや家族とのけんかなども含みます。

数ヵ月後、お子さんと一緒に日記を読んで、頭痛の原因となるものにパターンがあるかどうかを確認してください。考えられる原因を特定したら、その原因になるものを数ヵ月ほど控え、それによって頭痛が解消されるかどうかを確認してください。

子ども向けの頭痛対処術

多くの場合、簡単な方法で頭痛や片頭痛に対処することができます。

・静かな暗い部屋で横になる
・額や目の上に冷たくて濡れた布を置く
・楽に、深く呼吸する
・睡眠をとるよう促すと、回復が早くなる
・食べたり飲んだりすることを勧める(ただし、カフェインを含む飲み物を除く)

鎮痛剤が必要な場合は、頭痛が始まった後、できるだけ早く薬を服用させてください。パラセタモールとイブプロフェンはどちらも安全で、子どもの頭痛にもよく効きます。子どもには、錠剤よりもシロップのほうが飲みやすいと思います。あるいは、片頭痛治療薬であるMigraleveを試してみてください。これは12歳以上の子どもに服用させることができます。

子どもの頭痛を医者を見てもらう場合

大人と同様に、子どもの頭痛は深刻な健康問題ではありません。自宅で薬局の治療薬を服用し、十分な食べ物、飲み物、睡眠を取るようにすれば回復します。

しかし、あなたの子どもの頭痛が心配なら、医師や薬剤師に相談するのをためらわないでほしい、と教授は言っています。「子どもが鎮痛剤を服用しても痛みが治まらない場合や、頭痛で学校生活に支障をきたしている場合、医師の診断を受けるように勧めています。こうした子どもは、医師から問題ない、という診断を受けることが大切です。

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