アクティブな子どもにするために知っておきたいこと

その他

なぜ運動は子どもにとって重要なのですか?

多くの子どもや10代は、以前と比べ肥満傾向にあります。定期的な運動は、肥満に関連する深刻な病気の予防に役立ちます。
運動には、次のような多くの利点があります。
・脂肪を燃焼し、健康的な体重の維持と肥満のリスク軽減につながる
・血糖値を正常に保つ(糖尿病がある、または糖尿病のリスクがある子どもにとっては特に重要)
・血圧とコレステロールの数値を下げる
・骨や筋肉を強くする
・体力や持久力がつく
・ストレスを和らげ、睡眠や精神を安定させる
・自分の外見により自信を感じ、自尊心が高まる

どれくらいの運動が必要ですか?

6歳以上の子どもは、少なくとも毎日60分間の身体活動が必要です。一度に通して行う必要はなく、短い運動で区切っても構いません。

どんなタイプの運動が必要ですか?

大人と同様、子どもは定期的に「有酸素運動」「筋肉強化運動」「骨強化運動」の3タイプの運動が必要です。毎日の60分の運動のうち、それぞれ最低週3回行う必要があります。
有酸素運動は心臓と肺をより活性化させます。子どもにも楽しめる運動の例として、以下のものがあります。
・スケートボード
・インラインスケート
・ランニング
・ハイキング
・ダンス
・バスケットボール
・サイクリング
・水泳
筋肉強化運動は筋肉をつくり、バランスを改善します。例として、次のものがあります。
・クライミング
・体操
・腕立て伏せ、懸垂、腹筋
骨強化運動は骨の成長を助け、強く保ちます。例として次のものがあります。
・ランニング
・スキップ
・なわとび
・バスケットボール
・テニス
・バレーボール

アクティブな子どもにするにはどうすればいいですか?

誰でも、得意な運動があります。様々な運動をやってみることで、自分の性格に合うものを見つけることができます。
サッカー、バスケットボール、ソフトボールなど、チームスポーツを子どもにやらせるときは、圧力をかけないようにしてください。チームスポーツを楽しめる子もいれば、反対にチーム同士の競争に圧迫されたり困惑したりする子もいることを覚えておいてください。後者の子どもは、鬼ごっこやかくれんぼのような他のタイプのグループ活動を好むかもしれません。
ひとりでできる運動を好む子もいます。例としては、サイクリング、ジャングルジム、ペットと遊ぶ、トランポリン、ウォーキング、スケートなどです。
また、アクティブな家族旅行を計画したり、お祝い事に運動を盛り込むなど、健康的なイベントを行うことも大切です。ハイキングや海で泳ぐなどのイベントを積極的に行えば、家族の節目を祝うこともできます。

テレビやゲームなどの時間は制限したほうがいいですか?

テレビやDVD、ビデオやゲーム、インターネットサーフィンなど、画面に向かう合計時間を一日1〜2時間以内に制限してください。あなた自身も同様に時間を制限して、良い手本を見せてください。

テレビやゲームの時間をよりアクティブにする方法はありますか?

ゲームの中には、ダンス、ボーリング、テニスなどのスポーツの動きを模倣するような低強度の運動が含まれているものがあります。これらのゲームは座ってやるものよりもはるかに優れていますが、やはり時間を制限することをお勧めします。そして子どもに、ダンス、ボーリング、テニスなどを、ゲームだけでなく実生活でやるように励ましてください。
テレビやゲームの時間をアクティブにするもう1つの方法は、テレビを観たりゲームをしている最中の一時を工夫することです。例えば、コマーシャル中には運動ができます。

テレビやゲームによる子どもへの影響

・8~18歳は、毎日平均4時間以上テレビ、ビデオ、DVDを視聴します。パソコンやビデオゲームは1時間以上です。
・寝室にテレビがある子どもは、寝室に持たない子どもよりも毎日の観賞時間が約1時間半長くなります。

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