職場の環境を見直すことで健康増進を目指しましょう

職場での健康増進
我々は、起きている時間のほとんどを職場で過ごすので、我々の健康福祉は職場の環境に大きく左右されます。
咳や風邪、背部痛、ストレスといった軽症は休職の最も大きな要因です。
職場環境に起因する病気のリスクを軽減し、仕事における時間を健康増進に活用するための方法はたくさんあります。
ストレス
ストレスの全てが仕事と関係しているというわけではありませんが、職場における負担に上手く対応する方法を知っておくのはとても大切なことです。
ストレスの兆候を特定できるようになりましょう。ストレスが病気へと発展する前に歯止めをかけねばなりません。
背(部)痛
背痛の主な要因は、姿勢の悪さ、身体をへたに捻ること(かがんだり、手を伸ばした利する際)、或いはその両方です。
大抵のケースにおいて、最善の方法は、身体をよく動かすこと、必要な場合は市販の痛み止めを用いること、などです。
反復性緊張外傷(RSI)
反復性緊張外傷(RSI)は、休憩をせずに長時間働いたり、すわり心地の悪い椅子や質の低いワークステーションで仕事を続けた際に発症しやすいです。
コンピューターのキーボードやマウス、携帯電話、手持ちの機器等の不適切な利用もまたRSIを引き起こします。
これに該当する職種は、工場組み立て業、音楽家(演奏家)、仕立て屋、清掃業、などです。
勤務中、机に向かって長時間座り続ける場合は、コンピュータとの位置関係上、正しい場所に座っているのかどうかに注意しましょう。
姿勢の正しい状態がわからない場合は、ライン管理部門に職場環境の健康アセスメントをお願いしましょう。
コンピュータを長く使う場合は、定期的に休憩を取ることが大切です。
運動
我々の多くはは仕事で長時間を過ごしますし、また、長い通勤のせいで疲弊もします。
しかし、職場で身体を動かすことは想像以上に簡単なことです。
以下は出勤日に運動を組み込むためのアドバイスです。
・全てとは言わずとも、通勤の過程の一部でサイクリングや歩行を行うようにしましょう。バスや電車を使うときに、目的地よりも前で下りるようにしましょう。
・仕事中に誰かと話すときは、相手に電話をかけるのではなく机まで歩きましょう。
・エレベーターではなく階段を使用しましょう。或いは、エレベーターを使用する場合は目的階の数階手前で降りて、階段を使いましょう。
・お昼休みの時間に身体を動かしましょう。勤め先にジムがあるかもしれませんし、付近のスイミング・プールやスカッシュ・コートに行けるかもしれません。
全体的な健康状態を改善し、(必要な場合は)体重を減らす、といったことでも姿勢は良くなりますし、怪我も防げます。
ものを持ち上げる
何かを持ち上げる、おろす、押す、といった手作業は、毎年報告される仕事関係の怪我の大部分を占めます。
何かを持ち上げる、といった物体の取り扱いに関して、正しい方法を知って、それにしたがえば背痛や腰痛を防ぐことができます。
食事
我々は、一日に摂取するカロリーの少なくとも三分の一を職場で取りいれます。我々が何を食べ、何を飲むかは、健康状態だけでなく仕事のパフォーマンスにも影響を与えます。
決められた時間にバランスの取れた食事をとり、水分を十分に取らないと、頭痛が出たり、鈍くなったり、或いは集中力が持たなくなります。
パン屋、カフェ、スーパー、或いは職場のカフェテリアなど、昼食を買う場所は様々ですが、大抵の場合において、どこでも健康的なメニューは利用可能なはずです。
弁当を持参するのも良策でしょう。弁当箱に何が入っているのか把握できますし、節約にもなります。
サンドウィッチやサラダを作っても良いですし、前の晩の夕食の残りを持ってきてもいいのです。