思春期における死別を乗り越えるために

治療方法

悲しみを乗り越えるために

大切な人を失うことは、人生で経験し得る最も辛いことの一つです。若くして死別を味わったならば、それはなおさらです。耐え難い辛さを乗り越えていけるよう、ここでは様々なサポートとアドバイスを提供します。
ティーンエイジャーの時期というのはとても楽しいものですが、同時にそれは感情的なときでもあります。身近なひとが亡くなるのを経験することは想像を絶する程辛いものです。さながら世界の終わりのようにも思われるかも知れません。
特に若い人にとっては、周りの友人が似たような経験をしたことが無い故、それが理解されない、或いは声をかけてもらえない、という可能性があり、とてつもない寂しさに襲われるかもしれません。

死別後の感情の状態

嘆き悲しむことは死別から立ち直る際の自然な行動であり、その悲嘆、悲痛は様々です。どんなことをどれだけの間、感じるべきで、そうでないのか、といった決まりはありませんが、一般に多くの人の感じるものは以下の中に示された感情や、それらの組み合わせであるようです。
・悲しみ
・衝撃(特に死が予期せぬものであった場合)
・罪悪感や後悔
・怒り
・心配
・絶望や無力感
・鬱
これらの感情は、特に死別して間もない時期はとても激しいものであるかもしれません。
最終的には時がこれらの強烈な感情を静め、忘れさせてくれます。気分が回復していくことに対して罪悪感を覚える必要はありません。それは決して亡き者の記憶を敬遠したり忘れたりすることを意味するわけではないのですから。
気分の回復の助けになるものがいくつかあります。自身の健康状態に配慮し、誰かと会話を交わすことは、辛い時を乗り越える上で役に立つはずです。

助けを求める

自分の悲しみについて語ることは、死別を乗り越える上で重要なことです。自分の感情を誰と共有するか、というのはとても個人的な決断です。最大の助けが予想もしない相手から得られる、という場合もあります。
家族の誰かを失ったならば、家族のほかの人は心を開く相手として相応しいでしょう。その人はおそらくその悲しみを理解してくれるであろうからです。
近しい仲間もまた良い聞き手となるでしょう。仮に死別を経験していない者だとしても、慰めて、サポートしてくれるはずです。
そのほかのアドバイスやサポートを以下で得られます。
・ウェブサイト・ブログ
死別を経験した若者のためのサイト、他の人の体験談、自分の体験談を共有できるサイト等々
・ヘルプライン
・家庭医、主治医
感情の整理がついていない気がする、鬱の可能性がある、食欲や睡眠欲が異常である、自傷願望がある、数ヶ月経っても気分が回復しない、といった場合は医師によりカウンセリングを薦められる場合があります。
・教師やその他指導者
集中力を阻害され学校で勉学に打ち込めないと感じている場合は、快く話せる教師等にその旨を伝えて、心の負担を軽減してもらいましょう。死別といった特殊な状況は、学校の授業やテストでうまくいっていない場合に考慮してもらえる場合もあります。

自身の体に気を配る

悲しみに苛まれている間は、自分のケアをする気など起きないかもしれませんが、死別に伴う激しい感情とうまくつきあっていくことはとても大切なことなのです。
以下に示されている非常に単純な事柄さえも、大きな変化をもたらします。
・食事
食欲を失うかもしれませんが、普段どおりに食べるよう心がけてください。ほしくないと感じていても、身体は食べ物を必要としています。
・睡眠
物凄く動揺しているときは、寝ることが難しく感じられるかもしれません。不眠症対策についての情報をチェックするとよいでしょう。
・人付き合いをする
友達に会い、平常どおりの社会生活を続けていくことは思考をリフレッシュさせ、話したいときには自身の状態を伝えていくことも可能になるでしょう。失った人のことを思わないことや、友達と笑いながら楽しく過ごすことに対して決して罪悪感を抱いてはなりません。
・運動
定期的な運動は気分を良好な状態にし、良い睡眠をもたらしてくれます(但し、就寝に近い時間帯の激しい運動は控えましょう)。感情的な時期を経験していますから、肉体的なことに集中してみることは息抜きになるかもしれません。
・喫煙、飲酒、薬物使用を控える
落ち込んでいるため、喫煙や飲酒に走る衝動に駆られるかもしれませんが、身体にとってはニコチン、アルコールや違法薬物に対処する際の負担が大きいのです。これは若い身体ではなおさらであり、気分が更に悪化する結果となるでしょう。

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