禁煙のときに行われる代表的な4つの禁煙治療について

治療方法

禁煙治療について

禁煙したい場合、さまざまな治療法がお店や薬局、処方箋などで利用できるので、中毒に打ち勝ち、離脱症状を軽減しやすくなります。

主な治療法は次のとおりです。

・ニコチン置換療法(NRT)
・バレニクリン(Champix)
・ブプロピオン(Zyban)
・電子タバコ

最もよい治療法は、好みや年齢、妊娠中か授乳中か、体調によって異なります。かかりつけの医師に相談してみましょう。
研究によると、これらの方法はいずれも効果的であることがわかっています。

ニコチン置換療法(NRT; Nicotine Replacement Therapy)

タバコを吸う主な理由は、彼らがニコチン中毒になっているためです。
NRTは、タバコに含まれるタールや一酸化炭素、その他の有毒化学物質がタバコの煙に含まれていない、低レベルのニコチンを処方する治療方法です。
これにより、禁煙中に起こり得る不快感やタバコが吸いたいという欲求が強まるといったニコチン離脱による影響を減らすのに役立ちます。

入手方法と使用方法

NRTは薬局や店舗で購入できます。医師の処方箋も利用できます。

次のように利用できます:
・皮膚パッチ
・チューインガム
・吸入器(見た目はプラスチックタバコのようなもの)
・錠剤、口の中で噛むタイプのもの、トローチ
・鼻スプレーや口腔スプレー

パッチはニコチンをゆっくり放出します。1日中貼る必要があるものもあれば、夜ははずス必要があるものもあります。吸入器やガム、スプレーはすばやく効果を発揮するので、ニコチン離脱症状を和らげるにはよいかもしれません。
どのタイプのNRTが効果的であるかはわかっていないものの、1種類のNRTを使うより、何種類かのNRTを組み合わせた方が効果的であることがはっきりとわかっています。
NRTを使用するいちばんの方法は、パッチと即効性のあるもの、たとえばガムや吸入器、または鼻スプレーのようなものとを組み合わせることが多いです。
NRTの治療は通常8~12週間で、用量を徐々に減らして最終的に停止するまで続きます。

誰が使うことができるか

ほとんどの人はNRTを使うことができ、以下のような方も含みます:
・成人や12歳以上の子ども― 18歳未満の子供は医師のアドバイスを受けずにロゼンジ(NRTの一種)を使用しないでください
・妊娠中の女性―担当医は、禁煙に役立つならNRTを勧めると思います。
・授乳中の女性―担当医は安全な使い方をアドバイスできます

NRTを使用する前に必ず使用上の注意を読んで、問題なく使えるどうかを確認してください。
たとえば腎臓や肝臓の問題がある場合や、最近心臓発作や脳卒中になったことがある場合には、医師の診察を受けてから使用することをお勧めします。

考えられる副作用

NRTの副作用として、以下のようなものがあります:
・パッチ使用時の皮膚への刺激
・鼻スプレーを使用した場合の鼻、喉または目の刺激
・入眠困難(不眠症)、たまに鮮やかな夢を見る
・胃の不快感
・めまい
・頭痛

いずれの副作用も、たいてい軽いものです。ただしその副作用がひどい場合は、NRTの用量や種類を変更する必要があるため、かかりつけの医師にご相談ください。

バレニクリン(Champix)

Varenicline(ブランド名Champix)は2つの作用を持つ医薬品です。 NRTと同様、ニコチンの離脱症状を軽減するだけでなく、喫煙によって得られる効果もブロックします。
研究結果によれば、禁煙するのに最も効果的な治療薬であることがわかっています。

入手方法と使用方法

バレニクリンは処方箋でのみ入手できるので、通常はかかりつけの医師に相談する必要があります。
1日に1~2錠服用し、禁煙を始める1、2週間前から服用を始めます。
治療は通常約12週間続きますが、必要に応じてさらに長く続くこともあります。

誰がそれを使うことができるか

バレニクリンは、ほとんどの人にとって安全ですが、お勧めできない人もいます。
たとえば、次のような方には適していません。

・18歳未満の子ども
・妊娠中または授乳中の女性
・重度の腎臓疾患の人々

考えられる副作用

バレニクリンの副作用には以下のようなものがあります:

・不快感
・入眠困難(不眠症)、たまに鮮やかな夢を見る
・口の渇き
・便秘または下痢
・頭痛
・眠気
・めまい

重い副作用がある場合は、かかりつけの医師にご相談ください。

ブプロピオン(Zyban)

Bupropion(ブランド名Zyban)は、もともとうつ病の治療に使われていた薬ですが、その後禁煙を助けることがわかっています。
どのように作用するかははっきりしませんが、中毒性行動に関与する脳の部分に影響を与えると考えられています。

入手方法と使用方法

ブプロピオンは処方箋でしか入手できないため、かかりつけの医師に相談するのが一般的です。
1日に1~2錠服用し、禁煙を始める1~2週間から服用し始めます。
治療は通常、約7~9週間続きます。

誰が使うことができるか

ブプロピオンは、ほとんどの人にとって安全ですが、お勧めできない人もいます。
たとえば、次のような人にはお勧めできません。

・18歳未満の子ども
・妊娠中または授乳中の女性
・てんかん、双極性障害または摂食障害を有する人

考えられる副作用

ブプロピオンの副作用には以下のものがあります:
・口の渇き
・入眠困難(不眠症)
・頭痛
・不快感
・便秘
・集中困難
・めまい

重い副作用がある場合は、かかりつけの医師にご相談ください。

電子タバコ

電子タバコは、蒸気でニコチンを送る電子製品です。蒸気にタールや一酸化炭素を含まないため、喫煙による有害な影響がほとんどない状態でニコチンを吸収することができます。
研究によると、電子タバコは喫煙を断念するのに役立つため、これまでご紹介した医薬品よりも試してみる価値はあります。
現在、処方箋で利用できる電子タバコはありません。しかし、医療上の許可を受けた電子タバコ製品が利用できるようになれば、かかりつけの担当医や禁煙サービスで処方できるようになります。
今のところ、電子タバコを使って禁煙したい場合は購入する必要があります。電子タバコの費用はさまざまですが、一般的にタバコよりもはるかに安いです。

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