「5秒ルール」は本当に効果がありますか?

その他

「5秒ルール」とは

床に食べ物を落とし、それをすばやく拾ってほこりを取り、口に入れるという「5秒ルール」は、だれもがやったことがあります。
床に落ちた食べ物をすばやく拾えば、食べても大丈夫だという理論です。
固く信じている人もいれば、落ちた物を食べても大丈夫だと自分に言い聞かせるためにそのルールを使っている人もいます。
「5秒ルール」と呼ばれるものもあれば、「3秒ルール」と呼ばれるものもあります。どちらに慣れ親しんでいても、科学的な根拠はないとロンドン大学クイーン・メアリーの微生物学者、ロナルド・カトラー博士は言います。
彼が言ったことを証明するために、カトラー博士は5秒ルールを科学的に厳しく検査しました。
カトラー博士は、ひどく汚染された面に食べ物を落とした場合に起きることをエミュレートするために、人工的に大腸菌で汚染された面にピザ、りんご、バタートーストを落としました。
試料が表面に残っている時間が、汚染の程度に影響を与えるかどうかを測定するために調査しました。

食中毒

汚れは「良いもの」で、衛生はどことなく「不自然」だという考えがメディアに広まっています。
少しくらいの汚れは害にならないと信じている人のために、冷静な統計があります。毎年英国では約100万人が食べ物関連の病気にかかっています。
そのうち、約2万人が病院の治療を必要とし、結果として最大500人が死亡する可能性があります。
これらの症例の多くは、手洗いや食べ物の適切な準備や調理などの基本的な衛生によって回避することができました。
研究室に戻って、カトラー博士は食品サンプルを分析し、落としていない対照サンプルと比較して全て細菌で覆われていることを発見しました。
試料は汚染された面に落とされ、直ちにあるいは5秒または10秒後に拾い上げられました。試験した各サンプルは、ひどく汚染されていました。
「5秒ルールは、ひどく汚染された面から拾い上げる細菌の量にほとんど影響を与えません。」とカトラー博士は言います。
「これについて考えてみましょう。もし床に食べ物を落としたら、口ではなくゴミ箱に入れた方がいいです。」
「家のカーペットでも、台所の床でも、道ばたでも、落とした物は捨てなさいと助言します」
カトラー博士の簡単な検査は、近年実施された他の研究によって支援され、5秒ルールが完全な神話であることが証明されています。

関連記事一覧