過食障害の基礎知識~兆候、原因、治療~

症状

過食障害とは

過食障害とは、定期的に過食をしてしまう疾患です。

過食とは、過度に食べたり飲んだりしてしまうことです。過食する人は、空腹でなくても短時間に大量に食べます。

過食障害の兆候

過食障害の兆候には、以下のようなものがあります。

・過食中は普段よりも食べるペースが速い
・満腹になりすぎて気分が悪くなるまで食べる
・空腹でないにもかかわらず大量に食べる
・食べる量が多すぎて恥ずかしいため、一人で食事をするか、隠れて食事をする
・過食したあとに、罪悪感、恥ずかしさ、嫌悪感を覚える

定期的にこのような食習慣がある場合、過食障害の疑いがあります。

過食ではなにが起こるのですか?

過食は、通常、事前に計画され、過食のために特別な食品を買うことがあります。
過食中、とくに夜に過食する場合は、「放心状態」と表現する場合があり、何を食べたか思い出せないことがあります。

過食のときは、多くの場合、食べることについて制御がきかなくなると感じます。

サポートを受ける

時々過食になる場合は、必ずしも過食障害である可能性はありません。

しかし、定期的に過食し、精神面や身体的に影響を及ぼしていると思う場合は、医師に相談してください。適切な治療とサポートを受ければ、ほとんどの人が回復します。

過食障害の治療

過食障害の主な治療方法は以下のとおりです。

・自助努力プログラム‐本やオンラインのコースで個別で行う場合と、サポートグループに参加して行う場合があります。
・自助努力ガイド(専門家と定期的に連絡を取りながら行う自助努力)
・専門チームによる治療介入
・個人的な(一対一の)心理療法
・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる薬の服薬

過食の原因

過食の原因は、はっきりとは分かっていませんが、ほかの摂食障害と同様、深い悲しみや低い自己評価を克服するための一つの方法として行うと考えられています。

過食障害のリスクを高める原因となるものには、以下のようなものがあります。

・低い自己評価や、自信の喪失
・気持ちの落ち込みや過度な心配
・ストレス、怒り、退屈、孤独などの感情
・体型に不満があり、痩せていなければいけないというプレッシャーがある
・過去にストレスの多い状況やトラウマがあった
・家族に過食障害を経験した人がいる

過食障害は、食事をとらない、特定の食品を食べない、十分に食べないなど、厳しい食習慣を助長してしまうことがあります。これらの方法は減量には不健康な方法である上に、過食を繰り返してしまう恐れがあります。

どのような人がかかるのか

誰でも過食障害になる可能性はありますが、女性のほうが男性よりも若干なりやすい傾向にあります。

過食障害は、成人期の初期に起こる傾向にありますが、30代や40代になるまでサポートを受けないでいるケースが多いです。

過食障害になる確率は、30人~50人に一人であるといわれています。

過食障害の健康リスク

過食障害は、うつ病や不安神経症などの深刻な精神疾患を引き起こす可能性があり、過食を続けることでこれらの症状が悪化する可能性があります。

過食による主な身体的な影響は、体重増加です。肥満になる可能性も少なくありません。肥満は、以下のような深刻な病気の原因にもなります。

・高コレステロール、高血圧
・糖尿病
・骨関節炎
・何らかの癌(乳がんや大腸がんなど)

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